2008年3月カンボジア報告
前回のツアー(07/11)時に村の染め職人さんに提案し依頼していた、
日本製の染め粉を使用した生地が出来上がってきました。
淡いカラーが日本的です。
*今回のツアーで新たに提案し依頼してきたことがあります。
1、生地がゴワゴワと硬いので、ソフトにする対策として、工程の見直し
・重層を使用してみる
・酢酸を入れるタイミングを変えてもらう
2、こちらで考えた色の配分の生地作り→
どれぐらいの割合で糸を換えかなど,詳しく表した用紙を渡して説明
3、染色時の水の成分調査→川の水とため水を持ち帰りました。
*村の方との話
このシルク織りを若い人たちへ伝承していく為に何か考えはあるのですか?
「特に何も考えてない」
プノンペンのような都会とここの生活は違いすぎて、売りに行っても相手にされなくなったらどうしますか?
「その時は別の仕事をすればいい」
では私たち支援は必要ないのですね
「重要でないというわけではない」
この返答は一個人のものであって、村の人みんなの意見ではないのかも
しれませんが、代表して話されてる方の一人ではあります。
また、出来上がってきた生地を一枚一枚検品したところ、虫やごみが
混入して織られていたり、傷があったりです。
こちらとの意識の違いをはっきりと感じました。
こちら側は品質向上するための浄水のアイデアも探し出し、
その為の資金繰りへの道も開ける可能性まで見出せたのですが、
この状態でその様な話を持ち出すには時期尚早と判断しました。
・・・というわけでまずはリーダー的人材を育てることが重要、という意見多々。
今後は村の方たちとのコミュニケーションが非常に大事になってくるので、
クメール語の練習もちょっとだけでもしていこう〜〜☆