Shien Tokyo

特定非営利活動法人 Shien Tokyo
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2010.5月6月カンボジア支援活動

="color:#008000">カンボジア国際支援活動

日時:2010年5月28日〜6月11日

日時:2010年5月29日〜30日
場所:プルックルンテ村

今回は、プルックルンテ村の人々とさらにコミニケーションを深める為に、一泊2日の滞在をしました。
通訳にプノンペン大学の学生二人に同行していただきました。


天候は雨季にはいり、気温は40℃近く、湿度も高い状況でした。


一人一人と、コミニケーションを取る事、今の彼らの状況を細かく聞くことができました。
今までのシルクの出来上がりに対して修正していく点、日本の支援者からの声を伝えました。
これから、目指していく技術改良、環境改善点などを視察しました。
暮らしぶりと、彼らの意識がどこにあるかを具体的に知る事ができました。
全員が、日本人に喜ばれる製品を作っていきたいという意欲と
今後、さらに新しい技術を習得していきたいという向上心があることを確認。




新しい技術:染色を科学染めから、草木染に変えていく。
      クメールシルク専用の機織機を導入していくこと。
      糸の撚りを改善。


問題点:染色用の水不足の為、精錬時の洗濯回数が少なくなってしまうこ     と。
    雨水を水がめの貯めて使用している状況。
    水がめと染色場の距離があり水を運搬するのにかなりの労力を要す
    る。





    糸の撚りの技術が未熟である事。
    ベトナム製の糸の撚り機では、糸を撚れていない。

日時:6月1日〜6日
場所:シュムリアップ
シュムリアップでは、新しい技術についての調査の為にプノンスロップ村に伺いました。
シュムリアップ中心部から約2時間の道のり。
プノンスロップ村では伝統的にクメールシルクを糸から織りまでの一環生産をしています。
クメールシルク専用の織機を見せていただきました。
プルックルンテ村で使用しているものとは、大分違いました。
筬(オサ)といわれる部分が合成繊維で出来ていて、
6層式になっていてジャガード織りもできるようになっていました。
クメールシルクの細く繊細な糸を風合いを損ねないように織れるように工夫されていました。





染色についても、具体的に教えていただきました。
日本の染色方とは、随分違うのに驚きました。
この村には水道が導入されていて、水がとても豊富でした。

染色について、カンボジア独自の方法があることを知り、今後の草木染の材料について、HOCと何度もミーティングをしました。


地元で、手に入りやすいものを使う事にしました。
染色材料は、自然のものとはいえ、購入しないといけないのが、今のカンボジアの現状です。
そこで、どこでも生えている「オイヤッ」と呼ばれている木を使えるか、収集してもらう事にしました。
この「オイヤッ」は日本ではねむの木として知られています。

CEALOグローバルハーモニージャパンの実習ファームで、
レモングラスを染色用に栽培していただく事になりました。
地元の人達と協働してレモングラス専用の畑を耕しました。



日時:6月7〜10日
場所:プノンペン市内

プノンペン市内のシルクを扱っている店舗の市場調査をしました。
あまり、草木染をしている製品は見当たりませんでした。
客の出入りも無い状況でした。

カンボジアミュージアムにて、古代クメール文明(9世紀から15世紀)の遺跡と古代から伝わるシルクのテキスタイルを見学しました。



ジャガード織りの模様とろうけつ染めが古代から作られていた事に驚きました。
その織機類には、豪華な飾りが施されていて、国の重要な文化として珍重されていたことが、覗われました。



今後のカンボジア支援活動についてボランティアスタッフとディスカッションをしました。
ShienTkyotoとして、今後のハード面、ソフト面の課題について再認識しました。


「蓮の花」で草木染に挑戦しました。
ガユーナ・セアロ師のお誕生日のお祝いに贈られました、大きな蓮の花の花束のお花を頂、
クメールシルクのショールを草木染してみました。




蓮の緑の花びら、白い花びら、蓮の雌しべと雄しべ、と三種類それぞれで染めてみました。
コーラの空き缶でアルミ媒染の代わりにしました。
鍋が小さかったので、染めにくかったのですが、とても味のあるベージュに染まりました。

今後、この草木染をさらに研究を重ねると共に、
この草木染の染料を作る事も、カンボジアの人達の支援に繋がっていく日が訪れるかもしれないと思いました。
次回10月に、草木染の糸で織られた、新しい製品が楽しみです。





自立支援事業記録