Shien Tokyo

特定非営利活動法人 Shien Tokyo
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2013年7月カンボジア出張

7月16日〜23日までのカンボジア出張報告をさせて頂きます。 今回の目的は前年12月に依頼した反物を受け取り、指導(色落ち、キズ、経て糸の張具合について) インフラの整備状況のチェック、家族の生活環境と状況の把握、新たな反物を依頼、ソッピアさんのIKTT(クメール伝統織物研究所)での研修とDACCのサポートでした。 プルックルンテ村へは、雨季で道路が泥道だった為に行きは4時間も掛かってしまいました。 今回は助っ人にプレイ君が来てくれ、プリンセスとも久々に一緒に村に行かせて頂きました。 村の人達は仕事のやる気があり、マリスさんが妊娠したので、旦那様のソッピアさんも織る事になり、IKTTへの研修は彼が挑戦する事になりました。 ずっと、懸案だった、経て糸をクメールシルク二本で撚るやり方は、以前ショールでやっていたのですが、彼らの仕事は農業と兼業の為に、その糸を作る時間を取れないことが分かりました。 当分、経て糸はベトナムシルクの細い経て糸のNO4を使うことになった。 子供達が成長していて、大人の仕事にも興味をしめしていたので、嬉しかったです。 昨年モーターを購入して、水のくみ出しの必要がなくなり、暮らしが快適になっていた。 そして、トイレがきれいでした。 品質向上のために横糸を二本取りで注文したかったのですが予算を大幅にオーバーしてしまうので、横糸全部シングルにしました。それでも、糸の値上がりもあり予算をオーバーしてしまいました(涙)。 プノンペンではプレイ君の母校でもあるCJCC【Cambodia Japan Cooperation Center】に、訪問する事ができました。そこで、いつも大変お世話になっているカンボジア在住の大野氏と再会でき、カンボジアの現状をお聞きした。日本企業の参入が著しく、日本語を学ぶ人が増えてきたそうです。 シェムリアップのDACC【ダイレクトアクションセンター】へドライバーに頼らず、経費節約の為、色んな交通手段にチャレンジしました。移動に一般の観光客が使うバスやトゥクトゥクを利用して節約できました。 センターでは、セダナジャパンのディスプレーの手伝いとお掃除をさせて頂きました。 ソッピアさんは次回の草木染めの為にレモングラスを刈り取らせてもらえました。 ディスプレーに使う什器を探しに以前、買い物をした市場の方へ行って見た所、何と火事で無くなっていたのです! 跡形も無い状況は、本当にビックリしました!しかし、その跡地で既にまた、商売を始めているのですから、逞しいです。 ソッピアさんの食事の買出しに、現地の市場にも行ってきました。村の人達は、食べなれた物しか食べられないので、彼らの好きな干し魚、ソーセージ、お米を買ってきました。 セダナジャパンは、近所の方達からの応援をもらいながら、心の交流の場になっていました。子供達にとっては、 日本の昔の駄菓子屋さんのような所で、特に何も買うものが無くても、集まってきています。 日曜日に開かれる日本語学校では、子ども達がスタッフの熱意が伝わっている様で熱心に勉強していました。 登美子さんとカバ子さんは、知らない土地で言葉もあまり伝わらない所で、本当に素晴らしいコミニケーションを取っいたことに関心しました。セダナ・ジャパンは、二人の愛が溢れている場所でした。 今回はカンボジア人特有の癖で分かっていなくても、「分かった」という性分がある事が、良くわかりました。 その為に、コミニケーションに時間が掛かるし理解しあうのに時間が掛かかります。 カンボジア人は助け合いをする事を、考えられない人が多いのですが、それを変えようと思う若者が増えてきた事 は希望の光です。 IKTT(クメール伝統織物研究所の「伝統の森」)への移動はトゥクトゥクを利用。 ここでも、説明した時は、「わかった、わかった」と言っていましたが、違うルートを使ってしまたので、3時間がかかってしまいました。帰りは、もちろん新しい道で帰ったので時間は半分以下でした。 IKTTの子供達への支援(色鉛筆、鉛筆削り、ノート、塗り絵、飴)の買出しをして行きましたが、40名の子供達へプレゼントで足りると思っていたら、どんどん子供が生まれていて、子供の数が増えていました。 ここの、子ども達は、ちゃんと並んで、皆お礼をちゃんとします。 ダウン症の女の子も、一生懸命にお礼の挨拶をしてくれました。 そして、直ぐにお母さんの下でプレゼントを開いていました。塗り絵がとても嬉しかったみたいで、一生懸命集中していました。 IKTTでは石庭を建設中で、さらにたくさんの方に来てもらえるようにと、シルク風呂、オーガニックレストランも建設予定。これから自然回帰の「癒しの森」にするそうです。シルクを作る事で、生活が豊かになっていく事を世界中に伝えていくのが森本先生の目的だそうです。 そして、ソッピアは10日間の研修に入って、糸の精錬、草木染め、綾織を習って帰る予定です。 現地とのコミニケーションを、何回もしてやっと分かった事が、今回は多かったです。 ます、ゴールデンシルクに太い糸と細い糸の二種類ある事。 カンボジアの発展が著しく、村へ行く方法も増えてきた事。 プノンペンからシェムリアップへ安く行く方法もあり、かなり節約できた。 国自体のモチベーションが変わりつつあり、村の人達も少しづつ保守的な考えが変わってきていた様子でした。 以前は、できないと言っていた薄手のシルクを織れる様になってきていました。 彼らは、やった事が無い事や見たことが無い事にチャレンジできないという保守的な感覚だったのが、変わって来ました。 新らしい世代が、感じたり考えたりできるようになってきて、日本人の感性を理解しようとしている。 私達は、彼らが作るものが皆さんに手にとってもらって、喜んで貰えるようになる為に、支援していますが、 その為には彼らの意識革命はもちろんですが、良い材料の調達、それを作る環境の支援が必要です。 そして、村の人達には、たくさんの日本人が支援している事を知ってもらいたいと思います。 次回12月は、皆さんにカンボジア支援にご参加頂きたいと思います。
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